火災保険料が安くなる省令準耐火のメリット・デメリット

省令準耐火構造は、住宅金融支援機構が定めている耐火性の基準に適合する住宅のことをいいます。注文住宅などを建てる際には、誰しも住宅ローンの借り入れをするものですが、このような仕様であれば、フラット35などの住宅金融支援機構がかかわっている住宅ローンの金利を有利に引き下げてもらうことができるというメリットがあります。しかし、省令準耐火構造にするメリットというのは、これだけではなく、たいていは住宅ローンとセットで加入することになる火災保険の保険料を引き下げるというメリットもあるのです。火災保険というのは、住宅が火災に遭って損害を出しやすいリスクをふまえてその保険料が決定されるしくみですので、注文住宅として最初から火災の被害が出にくい省令準耐火構造にしてしまえば、保険料は通常の半分かそれ以上まで割引されることになります。ただし、省令準耐火構造にした場合には、建築費用が若干高くなってしまう可能性があるというのがデメリットといえます。

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