一戸建ては断熱を意識すると、より快適に暮らせるようになります。
注文住宅で一戸建てを新築するときは、工務店が推奨している断熱をチェックしましょう。断熱性能は施工方法によっても異なってくるからです。
工務店によって施工方法に特色があります。どのような効果が得られるのかを意識すると理解しやすくなります。新築する場合でも、将来的なリフォームを想定してみると良いでしょう。
注文住宅は長持ちする住まいですが、断熱性能は経年劣化します。経年劣化するタイミングで、リフォームを検討するようになります。いつ、どのような方法でリフォームすることになるのか、リフォームに必要な予算はいくらなのかを事前に知っておくと良いでしょう。
注文住宅で長持ちするのは基本的な構造体です。基本的な構造体は柱と梁です。正確には、コンクリート基礎と、基礎の上の土台と連携して施工されている柱と梁の骨組みです。
構造体以外の部材は、木材と比較すると経年劣化が早いです。柱と梁の構造体がしっかりしていますので、壁材を撤去しても一戸建ては弱まりませんから安心してリフォーム工事を依頼できます。
断熱性能が経年劣化した場合は、壁材や天井板や床材を撤去して、断熱材を新規交換するのがリフォーム方法です。部屋単位でリフォームすれば、仮住まいの必要もなく、住み続けながら断熱性能を回復できます。
一戸建てのリフォームは、トラブルが発生してから施工するよりも、トラブルの発生を予測して事前に施工したほうが一戸建てへのダメージを軽減できます。早期発見がポイントです。
注文住宅は新築してからも引き続き定期メンテナンスを手がけてもらえます。引き続き定期メンテナンスしてもらえますから、早期発見しやすいのがメリットです。住まいの不具合やトラブルは、住んでいる人が気づくときには、劣化や損傷が進行している場合が多いです。
断熱性能の劣化は、電気代の変動でもチェックしやすいので覚えておきましょう。
電気代を先月分と比較するのではなく、一年前の同じ時期と比較するのがポイントです。家計簿をつけておくと分かりやすいです。
断熱性能は断熱材だけでなく、外壁塗装も影響します。屋根塗装の状態は、なかなかチェックできませんが、工務店の定期メンテナンスならば短時間で一目瞭然です。工務店の定期メンテナンスのうち、屋根塗装と外壁塗装のチェックは外観だけで判断できるので、家族が不在のときでも大丈夫です。