一戸建てリフォームとリフォーム中の暮らし方1

一戸建てをリフォームしている間は家の中や外に多くの人が出入りします。
その間ずっと落ち着かないのは、かなり辛いものがあります。
不便の先には新築の注文住宅が待っていると思えば何とか乗り越えられそうですが、音と他人の存在が常にある日々のストレスは明らかです。
軽く見てはいけません。
かといってリフォームの間引っ越すというのも簡単ではありません。
費用の面からも手間の面からも我慢してリフォーム中の家で何とか快適に過ごす方法を考える方が得策です。

リフォームは新築の注文住宅と同じように、ハウスメーカーや工務店に変更してもらいたい個所を伝え、計画を立てて施工してもらうことになります。
間取りなどの大幅な変更がある場合や、キッチンやバスの設備の入れ替えが発生する場合、その間の生活はさらに難しいものになります。
なるべく日常生活に支障をきたす日数が少なく済むように施工する側も配慮はしてくれますが、工事の日程に合わせて、この日はお風呂が使えないから銭湯へ行く、この期間は台所が使えないから火を使わなくて済むカップラーメンや、外食の用意をする、など対策を考えておくと覚悟をしてある分なんとか受け入れて過ごせるものです。

家の内部のリフォームはスペースを区切って行ってもらうのが基本です。
集中的に一か所を短期間で済ませて行くことで、複数の設備が同時に使えなくなるのを防ぐのです。
台所もお風呂もトイレも使えないとなると住みながらのリフォームはとても難しくなります。
そういった事を防ぐためにも、工務店任せではなく、自分達の生活を考えて日程を組んでもらうべきです。
遠慮せずにきいて、意見していくことが大切です。

意外と時間がかかるのが外壁のリフォームです。
足場を組んだり、剥がす作業から新しい外壁を設ける作業など、準備工程も多く、時間がかかります。
足場のある間は家の周りに幕を貼られているような状態なので、室内が暗い状態が長くなります。
洗濯ものを干す事も難しくなるため、コインランドリーに持ち込んで乾かしたりしなくてはなりません。
室内干しをするのも大工さん達の一目があるので難しい事もあります。
今まで自分の家で当たり前にできていたことができなくなったり、同じように過ごすことが出来ないのは大変ですが、予想ができていればなんとかなるものです。

工事を依頼する段階で、出来上がりの事だけでなく、途中に出来なくなることなども詳しく聞いておく方が良いでしょう。