相続した土地や家を売ることについて

遺産相続で土地や家を売る場合は、最初に誰が相続するのかを決めることが大切です。例えば、亡くなったのが父親の場合、母親が全部を相続するか、母親と子供が共有名義で相続することができます。亡くなった人の名義では土地や家を売ることができないため、名義を変更する必要があります。名義の変更は、司法書士など専門家に依頼します。その後不動産会社に依頼し、購入者が決まれば売却することができます。土地や家を複数の人で相続しても一緒に住まない場合は、土地や家を残すより売却して現金を振り分けるのが上手な方法です。また、相続の対象となる土地や家を家族でどのように分配するのか決められない場合に、放置してしまうことがあります。しかし、放置している期間が長いと固定資産税を相続権利者全員で連帯して支払わなければなりません。また、土地や家を放置すると老朽化が進行するので、売却を考えた場合の金額にも影響します。また、最初は売却に賛成だった相続権利者の中から、時間の経過と共に考えが変わって売却に反対する人が出てくる場合があります。土地や家の相続の分配について早めに決めることで、これらの問題点を防ぐことができます。

SNSでもご購読できます。